教育の情報化、学校ICTの情報を提供するサイトです。
2011年11月22日、福島県の市立中学校で、書類の盗難による560件の個人情報の漏えいがあったことがわかった。
市立中学校の教諭の自宅から生徒の個人情報を記載した2010、2011年度分の名簿が盗まれた。名簿には生徒の名前と住所、電話番号、部活動、保護者の名前、職種などが記載されていたという。
教諭は朝、自宅で起床後、名簿を入れたバッグが居間にないのに気づいた。勝手口が無施錠だった可能性もある。
名簿は、校外への持ち出しが原則禁止されていたが、震災で生徒や家庭と連絡する業務が増え、校長は容認していたという。
2011年11月9日、福岡県の県立高等学校で、書類の盗難による40件の個人情報の漏えいがあったことがわかった。
教諭が、担任する生徒の個人情報が記載された家庭連絡表のコピーを盗まれた。
連絡表には生徒の住所、電話番号以外に生年月日、出身中学や進路希望、家族構成などが記入されていたという。
教諭は保護者に家庭訪問などの連絡をしようと、学校から無断で連絡表のコピーを持ち出し、車に入れ、
自宅近くの駐車場に置いていたところ、車ごと盗まれたという。
県教委は教諭の懲戒処分を検討している。
同校では原本は教頭が保管し、コピーを担任が管理するよう指導されていたが、持ち出し許可は得ていなかった。
車は施錠したので大丈夫と考えた」と話しているという。
2011年11月4日、神奈川県の県立高等学校で、置忘れによる延べ72件の個人情報の漏えいがあったことがわかった。
教諭が生徒等の個人情報が登録された携帯電話及び勤務校の職員緊急連絡網 を紛失した。
教諭は11月2日の勤務終了後、携帯電話と職員緊急連絡網が入った鞄を持ち、同僚と飲食。
帰宅する際、誤って鞄を持たずに電車を降りたという。
すぐに鉄道会社に連絡し、鉄道会社職員が鞄を捜索したが今日まで発見されていない。
神奈川県の県立学校では、携帯電話に生徒等の個人情報を登録する際は
校長の許可が必要となっている。また、携帯電話にはパスワード設定をするなど、
他人による情報表示や他の情報機器への取り出しを 防止する措置を行うこととしている。
当該教諭は、携帯電話への個人情報登録については、校長の許可を受けていたが、
パスワードの設定するなどの措置は行っていなかった。
2011年11月2日、兵庫県の市立中学校で、USBメモリの盗難による441件の個人情報の漏えいがあったことがわかった。
教諭が車上荒らしに遭い、生徒のテストの成績などが入ったUSBメモリを盗まれた。
教諭は10月29日に別の中学校で文化祭を見学した際、校庭に車を駐車していたが、
車が荒らされ、USBメモリが入ったカバンを盗まれたという。
USBメモリには今年度の中学2年生分を含め、
過去4年間に教諭が授業を担当した生徒の成績などが入っていた。
市教委の内規では、個人情報の校外への持ち出しは原則禁止で、
「必要があれば書面で上司の許可を得ること」となっている。
教諭は「資料作成のため」として、教頭に口頭で持ち出し許可を得ていた。